何かを言うことって例えば連綿と太い棒状に続くものを突然断ち切るような行為だと思う。一度きりの行為で生まれるその切り口はひとつの面しか見せることができないから他の側面が生まれる可能性を否定するしかないってこと。発露することと暴力性をあまりにも同義で考えている。その単純さがよくないとわかってはいる。ただ何かを言うことでこんなにも有限性の中にとじこもってしまうなら言うことに今更何の意味が?と思ってしまい、というところまで考えた記録。本なんかとっくに閉じてる。