前にお声がけいただいて、短歌7首「おとなしい犬」を書きました。そのときのネットプリントが再配信されるようです。コンビニに寄ったついでに出していただけたら嬉しいです。

恒常的に短歌を詠んでいるわけでもなく、思いつきで少しつくったら満足してすぐ飽きてという感じだけど、紙に刷られるのっていいです。以前の配信のあとから、友達の家に行くたび冷蔵庫に貼ってあって嬉しかった。言葉は誰かに読まれたら自分の手を離れていくんだなあと思いました。新宿の映画館に通って蔡明亮を観たり、西荻窪でうまく酔えなかったり、渋谷のドン・キホーテの前にいるウツボを眺めた頃でした。わたしにとってはそういう頃のものだけど読む人はそんなこと知らない。当たり前で不思議なことです。